17歳の肖像

61年のロンドン郊外。オックスフォード大を目指して日々勉学に励む優等生ジェニー。しかし本心ではそんな生活に疑問を抱いていた。そんな時、見知らぬ年上の男性に声をかけられ・・




アカデミー賞関係で話題になり、地元でも公開された時の事が思い出されます。
封切りが、殆ど「プレシャス」と重なり、そちらのが派手に絶賛されてたのもあって、とりあえずはそちらを優先。
でも後で時間が出来、本当ならこちらも観に行けてたんだよね。
なのに、
なんか話フツ~そうだし~
ラブ系って得意分野でもないし~(笑)
青春もとっくに過ぎてるからもういいや~(汗)
・・なーんて思ってスルーしてしまった。

・・のが、あぁ~またしても、馬鹿な事したぁ~なんてこったい~~。
ああ、これはスクリーンで観ておきたかったわ~!
・・って思ったくらい、好みの作品でした。面白かった!

当時、優先した「プレシャス」が個人的にはあまり好みでなかったせいもあるかもしれないけど、
それでなくても、観に行けてたのに・・あ~もうこれは自分の勘のニブさを恨むしかないね。
それと、重た過ぎたオシリをね!(-_-;)

物語は・・
一応は、少女がいっちょまえ目線で大人世界へ足を踏み入れ、その世界を思い知らされる・・ってな感じの
いわば普遍的な青春物語だけど、
この時代背景~61年のイギリスの様子やそこに住む人々其々の価値観がとても興味深く、
それが、少女の青春のトキメキや挫折をより鮮やかに、
同時に、不意打ちをくらう様に周囲の大人達のそれをも浮き彫りにしていて、絶妙な面白さでした。

ジェニー位の年頃の時ってさ、
みんな程度の差はあれグレるよね?(笑)
幼い頃には、それこそ良い行いや立派な人についてだけ教え込まれたりして、
でも実際に大人達を含む現実って・・それだけじゃないって気づくと、
自分の事を棚に上げて説教する大人が嘘くさく見えても当然な時期が必ずあるよね?
そんな時に、現れたデイヴィッドだからねぇ~・・
「彼は自分を一人前に扱ってくれる・・普通なら上から目線で当然な大人なのに!
私みたいな女子高生にさえエラソ~にしない彼って、なんて謙虚で素敵な人なの?」
なーんて、ジェニーが恋に落ちてしまって、浮かれちゃって、調子に乗り過ぎても無理ないよね。
・・きっとジェニーは、自分がまだ半人前って意識はあったんだと思う。
だからこそ、彼が自分の未知なる可能性を引き出してくれる重要な人だと思った・・のかも?
そこんとこは、彼女の両親にしても似た様なものだったんだろうなぁ?
隠れコンプレックスばればれやったし。
まぁ、実際にデイヴィッドが引き出した可能性は、バナナの可能性くらいでしたが。(爆)

そんな”青春バブル”がはじけた後の喪失感もリアルで・・
・・ひとり、ぽつん・・と放心したジェニーの姿は痛々しく印象的。
お茶とお菓子を持って、ドア越しに心配する父親の姿もとても心に残った。
家族の前でいつも威張っていた彼が見せた、初めての素の優しさだった様にも思えてね。
・・と言うか、お父ちゃん、もう威張れんよ、一緒にフリダシに戻ったんだからさ!(汗)

あと、母親が鍋洗ってる姿もねぇ・・色んな想いが渦巻いたわ。
学校長の態度は、そのまま社会の厳しさにも見えた。
でもあの先生が居てくれて良かったよね。
先生を素直に頼った時に初めて、ジェニーの本当の賢さがわかる気がしたし、
そんなジェニーがすごく可愛く感じられた。(涙)
そして・・自分が生涯守り、大切にしていきたいモノって何?そんな自分自身を支える力をつけるには何が必要?
・・なんて、大人だって充分翻弄されてしまう故、私も自問自答してしまったのでした・・。
鍋洗いながらね!( ̄□ ̄;

最後・・「パリは初めて・・」と言うジェニーの言葉に、
彼女の新しい青春の始まりがしっかりと見て取れ(そう、まだ彼女の青春は終わっていません!)
同時に、過ぎ去った一頁が少しずつ色褪せていく・・そのほろ苦い余韻にまた目頭が熱くなったわ・・。

・・え?新しい彼氏に嘘つく女は恐い、ですと?
いえいえ、とんでもない!
色褪せた過去はもう朽ち果ててあの世・・
そして傷ついた分だけ美しくなり、悲しみの数ほど強くなった女の嘘は・・
もはや嘘を越え・・・
例えるなら、唇に新しく花開くランブリン・ロォーズ・・!
(* ̄Oノ ̄*)ホーッホッホ!! (←嘘とか恐い通り越してヒクね・・)


(監)ロネ・シェルフィグ (脚)ニック・ホーンビィ (原作)リン・バーバー
(主)キャリー・マリガン ピーター・サースガード ドミニク・クーパー ロザムンド・パイク アルフレッド・モリーナ カーラ・セイモア エマ・トンプソン オリヴィア・ウィリアムズ サリー・ホーキンス マシュー・ビアード アマンダ・フェアバンク=ハインズ エリー・ケンドリック



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